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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:売り切れ御免、『ま、いっか』と思えますか」から 

2017.8.3   日経産業新聞の記事「横山斉理の目:売り切れ御免、『ま、いっか』と思えますか」から

売れ切れ御法度は、一部の小売と消費者との社会的雰囲気が作り出したもの

コラムの著者 横山 斉理氏(法政大学経営学部教授)は、売れ切れ現象について同じ小売業でもビジネスモデルが異なることを示している。

○売れ切れても納得出来る生活もあり

自然災害などの有事や大きなイベントが開催されたときなど以外にコンビニで商品のほとんどが売れ切れていて欲しいものが手に入らないといった状況は起こっていない。売り切れを是としないコンビニエンスストアは顕著で、売れ切れは御法度である。

コンビニが売り切れが御法度なのは、高精度な需要予測のもとになるPOSデータが売り切れが生じると信頼性が損なわれることになり、在庫に過不足が起こり、ビジネスモデルが崩れるからである。また、チェーン全体のイメージ低下や足を運んでくれたお客様に対する信頼性が低下し、結果として企業価値を下げることになりかねないからであると、横山教授は指摘している。

一方で商店街の八百屋や鮮魚店では、閉店近くでは「売り切れ御免」がでる。売り切れは、コンビニエンスストややキオスク、総合量販店、ドラッグストアなどの一部の小売業を除き、御法度ではない。むしろ閉店近くでは売り切りことでロス率を下げ、それが翌日以降の低価格販売の維持につながる。これは一見消費者に不便をかけているようには見えるが、大半が常連客である場合、顧客側は先読みしていつ売り切れるかどうかを見越した行動をとる。

このようにみれば「売れ切れ」は必ずしもよくないことではなく、一部の小売と顧客の暗黙の了解で成り立っていることがわかる。確かに便利な生活も良いが、「ま、いっか。この時間だから当然ね」と思えるような生活も快適かもしれない。🍉🏪💡⚡️🏢🌍happy01

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